大学との連携でレベルの高い学びができる
Collaboration with universities
本校では、隣接する東京農業大学と連携して行う学習を積極的に取り入れています。とりわけ中等部の総合学習の時間では、大学研究室の協力のもとで様々な実学学習を行います。
中1で行う稲作は大学の関連施設である専用農場を使用し、専門職員の指導のもと田植え、除草、稲刈りを体験します。
収穫したお米を使って行う「お米の科学」(中2)でも、大学の本格的な実験設備を使用できるだけでなく、実験のシーンでは生徒5人に大学教授と大学院生が1人つくというスタイルできめ細かいサポートが行われています。
そのほかにも、「味噌づくり」(中3)や「醤油を科学する」(高1希望者のみ)などでも大学教授による講義や設備を使った実習を行っています。
2024年からはオンデマンド形式の特別講義「STEAM教育講座」が開講しました。この講義はアメリカザリガニから麹菌、ドローンといった東京農業大学ならではの幅広い14のテーマで構成され、文理の隔てがない学びをすることができます。また、指定の課題を提出併設大学に進学した際には単位として認定されます。
| 授業回 | 対象STEAM分野 | テーマ |
| 1 | イントロダクション | イントロダクション (講義のねらい・評価方法・STEAM教育とは何か) |
| 2 | 化学・生物 | 味と匂いを化学する |
| 3 | 生物/環境、経済・経営 | 持続可能なホエールウォッチングの実現に向けて |
| 4 | 生物・化学 | 微生物の力を応用する: おいしさをつくる微生物!世界に誇れる麹菌 |
| 5 | 物理・化学・数学 | エンジニア目線で考える地域防災:科学の力を生きる知恵に |
| 6 | 情報 | 文系でもできるデータサイエンス:言語を解析する |
| 7 | 物理・地理・情報 | ジオデータサイエンスでSDGsに貢献する |
| 8 | 経済学 | 環境の価値をお金に換算する |
| 9 | デザイン・芸術 | 未来の街をデザインするランドスケープ |
| 10 | 数学 | 自然の中で数学を見つけよう |
| 11 | 生物・化学・芸術 | 生物の形や機能を人間社会に応用するバイオデザイン |
| 12 | 生物・化学 | アメリカザリガニから始める環境科学教育 |
| 13 | 経営・数学・情報 | ビジネスモデルに数理・情報を応用する |
| 14 | 物理・情報 | 最先端技術「ドローン」で食料安全保障に貢献する |
| 15 | 国際・開発経済 | 途上国の貧困・食料不安問題に開発経済学の視点で挑む |
日々の学習以外にも、放課後の部活動の活動場所として大学のグラウンドを活用したり、自習室や国際センターを自習の場として活用したりと併設大と隣接しているという立地を活用しています。