2017年3月卒業
近江 啓さん

東京大学 法学部 3年生

仲間と先生の存在が、自分を成長させてくれました
法学部で学ぶことで、自分の可能性を
広げたいと思っています

■ 高校卒業から
今に至るまでのことを教えてください。

高校卒業後は、東京大学に進学し、現在、法学部の3年生です。大学に入ったばかりの頃は、周りの人たちがとても優秀に見え、授業についていけないのではと心配しました。たしかに、意識の高い人は多いです。東大では、入学後、2年生で進学する学部・学科の選択が行われるため、希望の学部学科を目指して入学後も真面目に勉強をする学生が多いです。そういう環境で、私も入学後勉強を続ける習慣がつきました。東大には、ものすごく優秀な人もいますが、努力して勉強して合格を勝ち取った人もいます。色々な人がいるので、そんなに身構えなくてもよかったかなと振り返って思っています。私が法学部を選んだのは、法学部であれば、色々な可能性があると考えたからです。今は弁護士を目標としていて、その中でどの分野の専門性を高めるかは、これから決めたいと思います。大学では、高校から続けているハンドボールのサークルと、バドミントン、サッカーサークルに所属しています。アルバイトは、家庭教師と、難関大学受験のための塾の講師をしています。

英語の授業がきっかけで、
東大受験を目指しました

■ 農大一高での思い出について教えてください。

農大一中には、中学受験をして入学しました。入学時はそれほど成績がよくなく、勉強に対する意欲もそれほどありませんでした。意識を変えてくれたのは、中3のとき、仲のよかった2人の友達です。彼らとともに一緒に勉強をするうちにだんだん成績が上がり、勉強が楽しくなりました。東大への進学を意識し始めたのは、高2のときに受けた英語の授業です。先生が東大の過去問を噛み砕いてわかりやすく解説してくれて「これなら自分も東大に進学できるかもしれない」という気持ちを初めて持ちました。とはいえ、受験勉強はなかなか大変でした。高3になると、本当に合格できるのか気持ちの面でも不安になることがありました。そんなときは先生に相談し、勉強に加え、メンタル面でも話を聞いていただきました。親身に相談に乗っていただけたおかげで、不安な気持ちをためることなく、受験に向かい、無事に合格することができました。振り返ってみると、農大一中・一高での仲間と先生との出会いが、私を育ててくれたんだと感じますね。
中学ではサッカー部、高校ではハンドボール部に所属していました。ここでもすごく仲間に恵まれていて、部員同士で自由に言い合える関係性でした。



学校生活を楽しみながら、
成長してください

■ 後輩へアドバイスがあればお願いします。

卒業してからもハンドボール部のコーチをしていたこともあり、定期的に農大一中・一高に来ています。生徒たちを見ていると、本当に些細なことに笑ったり、感情をストレートに表現していたり、いいなあと思います。そうやって学校生活を楽しみながら、勉強にも部活にも、メリハリをつけて取り組む力を身につけてほしいですね。


2017年 3月卒業近江 啓さん

東京大学 法学部 3年生
(2019年6月取材)

卒業後に高校のクラスの仲間とスキー旅行へ

勉強も行事やイベントも、クラスみんなで全力で取り組んだ中高時代

大学ではハンドボール、バドミントン、サッカーサークルに所属し、忙しくも充実した毎日

PEOPLE