2015年 3月卒業
宮﨑 穂乃香さん

東京農業大学 応用生物科学部 醸造科学科 4年生

何事も諦めない強い気持ちを抱いて
母の影響で食に興味を持ったことが
卒業後の進学・就職につながりました

■ 高校卒業から
今に至るまでのことを教えてください。

東京農業大学に進学し、現在は食品会社である桃屋の営業として内定をいただいています。
少し自慢になりますが、私は風邪をひくこともなく、小中高と皆勤賞でした。元気いっぱいに楽しく学校生活を送ることができたのは、母親が作ってくれた栄養バランスの良い食事のおかげでした。食は身体の基本! 母親の影響もあり、自分自身も健康と食について考えるようになり、将来やりたいことへと結びついていきました。
大学では、醸造科学科で微生物を研究し、酵母や乳酸菌について学びました。中高のときにも体験しましたが、大学ではより本格的にお酒や醤油、味噌を作る実習や実験もあり、食が持つ無限のパワーを感じる毎日でした。
食に携わりながらも人と関わる仕事がしたいと、食品関係の営業職を希望し就職活動を行いました。入社したら、食を通して、たくさんのお客様のためになることを提案し、会社を大きくしていきたいと思っています。
中高とチアリーディング部に入部していた私は、高校卒業後も社会人のチアリーディングチーム(SEA GULLS)に所属。“人が好き”そう思うきっかけとなったチアリーディングを続けることは、とても自然な流れでしたね。昨年の5月には、目標であった世界大会「2018 ICU World Cheerleading Championships」に日本代表として出場。たくさんの仲間に出会えたこと、その仲間のおかげで頑張れたこと、この経験によって得たものはとても大きかったです。ひとりでは出来ないことも仲間がいれば叶えられる。何事も諦めたくない!という気持ちは、世界を知って、さらに強いものになりました。

振り返ると
仲間の笑顔が一番に浮かびます

■ 農大一高での思い出について教えてください。

健康そのものの私でしたが、中3のときチアリーディングの大会の直前に、体育館の台の上から落ちて怪我をしてしまったことがあります。いろいろな意味で、痛い思い出です。大会にはもちろん出られなくなり、部の仲間に多大な迷惑をかけてしまいました。誰かが欠けることで、フォーメーションにも影響します。チアリーディングは、ひとりひとりが大切な存在。この挫折によって、さらに健康であることの大切さを考えるようになりました。
部活はハードな練習でしたので辛いことも多かったのですが、振り返ると仲間の笑顔が一番に浮かびます。私にとって、農大一高で出会えた友は一生の宝です。
当時の私は、勉強や将来について不安も多く、悩みがちな生徒だったと思います。農大一高は、生徒と先生の距離感が程よく近く、何でもざっくばらんに相談が出来た。私の良いところを教えてくれて、成長できるように優しく導いてくれた先生方には感謝しかありません。



後悔はしたくないから
“やりたいことはやる”

■ 後輩へアドバイスがあればお願いします。

「やりたいことはやる」これは、常々私が思っていることです。
人生は一度しかなく時間も限られています。後悔のないよう“やりたいことはやる”。この気持ちを大切にして欲しいと思います。楽しいことばかりではないけれど、難しいことも努力を積み重ねることで実を結びます。努力を積み重ねた先には、世界の舞台が広がりました。どんなに小さな目標であっても、一歩踏み出すことで新しい景色を見ることが出来ますから。何事にも諦めないで、チャレンジしてくださいね。


2015年 3月卒業宮﨑 穂乃香さん

東京農業大学 応用生物科学部 醸造科学科 4年生
(2019年1月取材)

本格的にスキーにチャレンジ

何でも相談できる高校時代の仲間たち

日本代表として世界大会への出場を掴む

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