2015年 3月卒業
黒野 徳朗さん

一橋大学 経済学部 4年生

人との繋がりが視野を広げ、力となる
高校卒業後は、アメフトに
のめり込んだ“部活動一色”の毎日

■ 高校卒業から
今に至るまでのことを教えてください。

現在は、一橋大学の経済学部に通っています。
進学してからの大学4年間は、“部活動一色”でした。中高とテニス部でしたが、新入生歓迎会での激しい勧誘を目の当たりにし、思い切って未経験だったアメリカンフットボール部に入部。昔から、クラスの委員長としてクラス全体をまとめる役割を担うことが多く、大学に入ってからもそのリーダーシップや親しみやすさ、コミュニケーション能力を評価していただき、アメフト部の主将を任されました。主将として、部をまとめ勝利に導くことだけを考えた毎日。とにかく仲間と一緒に汗を流していましたね。先日部を引退しましたが、全力で部活動に向き合い充実した4年間でした。
また、大学在学中はこれからの人生を考えていく中で、なるべくたくさんの人に会い、交友関係を広げることを意識しました。先輩方のお話しは、視野を広げ自分自身を見つめ直す機会になりましたね。今は、人との繋がりや自分の得意であるコミュニケーション能力を活かせる仕事がしたいと思っています。

苦手科目が得意科目になり、
勉強の楽しさを知った中高時代

■ 農大一高での思い出について教えてください。

文化祭や課外授業など、思い出はたくさんありますが、やはり一番は苦手科目を得意科目に変えることが出来た“授業”です。最終的に国公立受験にチャレンジするに至ったきっかけも、農大一中・一高での授業で勉強の面白さに気付けたから。小学生のころから算数が苦手でしたが、中1のときに教わった先生の授業がわかりやすく、いつの間にか「数学って楽しい!」と思えるようになりました。進学を考える際には、得意科目となった数学を武器に、経済学部を受験。大学のゼミでは、数学を研究するまでに成長しました。
大学受験の勉強は、想像以上に大変でした。僕は、あえて予備校や塾ではなく学校で勉強していました。農大一高は、国公立志望者向けの講習が充実していましたし、また先生方が放課後であっても丁寧にわからないところを教えてくれました。学校の自習室や図書室も本当にきれいで整っており、集中できた。休みの日も勉強をするために、友達と学校に通っていましたね。親身な先生方に恵まれ、協力しあえる仲間に出会えたこと。これらは、かけがえのない思い出であり財産です。



先生や仲間の応援を
自分の力に変えていく

■ 後輩へアドバイスがあればお願いします。

僕は「やりたいことを全力で応援してくれる」のが農大一高だと思います。
先生方は、自分たちを信じて親身に話しを聞いてくれるし、少々大胆な主張をしても、大きな心で受け止めてくれました。穏やかでやわらかな空気を持った生徒が多かったのも、個性を大切にし、伸ばしてくれる環境があったからこそ! 自分らしく、のびのびと過ごすことが出来た学校生活は、当たり前のことではなかったのだと卒業してから実感しました。
多くの仲間と切磋琢磨し、自分自身大きく成長した高校時代。ここで出会った仲間は、今も変わらず一緒に遊んだりと、長い付き合い。嬉しかったのは、アメフトの試合に仲間がみんなで応援に来てくれたこと。とても力になりましたね。
僕が後輩のみんなに伝えたいのは、“先生や仲間が絶対に力になってくれる”ということ。少しでもチャレンジしてみたいことがあれば、その夢を叶えるために、この素晴らしい環境で自分らしくチャンスをつかんでください!


2015年 3月卒業黒野 徳朗さん

一橋大学 経済学部 4年生
(2019年1月取材)

大学入学後未経験から体育会のアメフト部に

桜花祭では実行委員として活躍

主将としてチームをひっぱる

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