新校舎コンセプト

本校では2023年〜2025年にかけて新校舎の建設を行っています。
新校舎には、実技教科の教室や生徒たちが自由に集まって議論できる場などが設けられます。コミュニケーションやコラボレーションを加速させ、一人ひとりの学びの深化につなげることを目的としています。「生徒たちが本物に触れる実学を通して学びを深め、互いに刺激し合って成長してほしい」という想いが込められています。
第一期工事で完成する新校舎は 2023年11月末に完成し、引っ越しを行います。新校舎への引っ越しが完了後、旧校舎の取り壊しと第二期工事を開始します。第二期工事で完成する新校舎は2025年冬に完成の見込みです。
新校舎が完成後に旧校舎の取り壊しを順次行うことで、施設が利用できない期間がないよう配慮しています。

旧校舎への想い

今回の新校舎建設に際し、慣れ親しんだ旧校舎は順次取り壊されます。
これまで使ってきた旧校舎への感謝と思い出作りとして、美術部の生徒により校舎の壁に「本校らしさ」を詰め込んだスプレーアートやマスキングテープアートを施しました。
今回は美術部顧問と実際にこのプロジェクトに参加した生徒にインタビューを行いました。動画内で紹介している作品は、2023年11月までの間は、本校にお越しの際にご覧いただくことが可能です。旧校舎を取り壊す前に、ぜひご来校ください。

仲間と共に学び、
五感を活かして知を深める

新校舎【第一期工事】

第一期工事で完成する新校舎は広く明るいラーニングコモンズと実技教科の教室で構成されます。
特に本校のスローガンにもある「共創」の場として新設されるラーニングコモンズは生徒同士が互いに刺激し合うことで、より深い学びにつなげていきます。
また、本校の教育の特色である「実学教育」の場としてアートエリアとテクノロジーエリアを移設します。実際に自分の五感を活かしながら知を深めていきます。

ラーニングコモンズ

(新校舎【第一期工事】1階)

1階に明るく開放的なスペース「ラーニングコモンズ」を新設します。可動式の机と椅子、パーテーションがあるため自習だけでなく、生徒同士の自由な議論やゼミ形式の講義など学び合いができる場です。今までも校内に自由に生徒が集まる場所はありましたが、より充実させコミュニケーションが活発化することでよい化学反応が起き、より深い学びにつなげることをねらいとしています。

アートエリア/テクノロジーエリア

(新校舎【第一期工事】2階・3階)

本校では「知耕実学」の理念のもと「実学教育」に力を入れています。そのため5教科だけでなく実技教科も重視しています。2階と3階には芸術系教科の教室と技術系教科の教室を移設。美術室には、陶芸ができるように新たに焼窯も作られます。また廊下には生徒や卒業生の作品を展示するスペースを作り、美術館のような空間にする予定です。生徒の発表の場を増やし、他者の作品にふれることで刺激を受ける機会にしたいと思います。

互いの『気づき』が
成長につながる

新校舎【第二期工事】

第二期工事で完成する新校舎は地下1階と地上3階建ての建物で、ホールや図書館、充実した理科の実験室を完備します。地下から1階につながる大階段は生徒たちが議論する際やプレゼンテーションの練習など自由に使えるコミュニケーションの場として活用します。
2階には各教科の準備室を用意し、生徒と教員がコラボレーションすることを目的としています。生徒同士の化学反応だけでなく、生徒と教員の化学反応により興味や知識を深め、お互いの成長につなげることを目的としています。

ホール

(新校舎【第二期工事】地下1階)

新校舎の地下に一学年(250名程度)が収容可能な広いホールを新設します。このホールには大きなスクリーンとプロジェクターを完備し、学年集会や各種ガイダンス、講演会などに活用する予定です。

大階段

(新校舎【第二期工事】地下1階)

新校舎の地下から1階につながる大階段は生徒たちが気軽に腰掛けることができ、木のぬくもりのあるスペースになります。授業やゼミなどでの発表やちょっとしたミーティングなど生徒たちが自由に集まって使うことができる場として活用します。

図書館

(新校舎【第二期工事】1階)

1号館にある図書館を新校舎の1階に移設します。本校の図書館は5万冊を超える蔵書があり、その種類も多岐に渡ります。じっくりと本を読むことができるようなスペースはもちろんのこと、仲間と語り合うスペースも設ける予定です。また、通路も兼ねており、本棚の間を通って教室移動をするため、自然と本に触れることができます。

サイエンスエリア

(新校舎【第二期工事】3階)

3階には充実した理科の実験室を移設します。本校の理科では日常的に実験を行っています。そのため、2つの理科実験室、生物実験室、化学実験室、物理実験室の5つの実験室があります。物理実験室のみ第一期工事で完成する新校舎に移設します。
実験では自らの手を動かしながら、仮設→実験→検証を行い、考察してレポートにまとめることで、知識だけでなく思考力と表現力を育みます。
実験室の前の廊下を「SCIENCE STREET」と名付け、標本などを陳列し博物館のような雰囲気の通路をイメージしています。